織田裕二、熱血銀行員役「息苦しい思いした」
池井戸潤原作の銀行を舞台にした金融エンターテインメントドラマ、「連続ドラマW 株価暴落」が10月19日(日)より放送開始する。 このほど本作の完成披露試写会が行われ、試写後舞台挨拶を催した。 池井戸潤の銀行小説を織田裕二主演で連続ドラマ化。「息苦しい思いをした役柄ですが、元気が出るような大人向けのエンターテインメントに仕上がりました」と織田 WOWOWでは、直木賞作家の池井戸潤が銀行を舞台に描いた小説「株価暴落」を連続ドラマ化。WOWOWドラマ初登場の織田裕二を主演に迎え、連続ドラマW「株価暴落」として、10月19日(日)から放送開始する。 その第1話が完成し、10月7日、東京・丸ビルホールで先行試写会が開かれた。織田が演じるのは、白水銀行で大企業への融資をチェックする審査部の板東(織田)。その板東は、経営再建が進まないうちに爆破テロの標的となったスーパー・一風堂の風間会長(竜雷太)や、その一風堂への追加融資に固執する企画部の二戸(高嶋政伸)と対決しながら、それでも屈せず銀行員としてのポリシーを強く貫いていく。完成披露には約200人の観客が集まり、第1話の上映が終わると、会場では興奮の拍手が巻き起こった。 上映後の舞台挨拶には、主演の織田を始め、二戸役の高嶋政伸、爆破現場に居合わせる青年・犬鳴役の瀬戸康史、一風堂の取締役である財前役の石橋凌、そして爆破事件を追う刑事・野猿役の板尾創路の5人が登壇。最初に織田が姿を見せ、共演の4人を拍手で迎え入れて握手を交わした。板尾はひとりだけトレードマークの白スーツで登場。これには織田も「撮影中はハードボイルドな刑事だったのに、まさかこんな格好で出てくるとは」と驚きを隠せない様子だった。 織田は「同じ池井戸潤さん原作の連続ドラマW「空飛ぶタイヤ」と「下町ロケット」を見て、今回はこのチームとやれるということにすごく興奮しました。銀行員役は初めてで、台本を一読したとき、板東はものをはっきり言う人だと感じたけれど、実は銀行という大企業の中でがまんにがまんを重ねた末、「これだけは言わなきゃいけない」ということを言っているのだと分かりました。「あー、息苦しいな」という思いを毎日していましたね」と撮影時を振り返った。 劇中で火花が散るような攻防戦を展開する高嶋政伸とは初共演。高嶋は「織田さんと最初に演技を合わせた瞬間、織田さんが板東という役をどれほど愛しているかが一発でわかったので、そこから僕が演じる二戸というキャラクターも生き生きとしだしました」とコメント。「織田さんとは現場のトイレでよく鉢合わせしましたが、トイレの中でもセリフを暗唱している人は、“僕以外に”初めて見た」とマル秘エピソードも明かし、織田を苦笑させた。 それを聞いた瀬戸も「僕は役柄上、現場ではほとんどひとり。孤独だったので、今の話がうらやましかったです。でも、こんな素晴らしい先輩方と共演させてもらって、僕自身の株も上がりました」と笑顔を見せた。 石橋は「原作の池井戸さんが元銀行員だけあって、実にリアルな内容。視聴者の皆さんも『こういう上司いるいる』と思いながら最終回まで楽しんでいただけたらと思います」と原作へ敬意を表した。 板尾も「この連続ドラマWは、映画でもなく民放地上波ドラマの1クールでもない。全5回という話数がちょうど良くて、池井戸さんの原作が一番活きると思います」と真面目に語りつつ、第1話では高嶋さんの気持ち悪い演技がよかった。僕は3回巻き戻して見ました」と会場の笑いを誘った。 最後に織田が代表して「秋にふさわしく、大人のエンターテインメントに仕上がりました。このドラマを見終わると、「いっちょやってやろう!」という力が出ると思いますので、全5話必ず最後まで見てください」と自信に満ちた表情であいさつした。