音楽の治外法権!HAKUEIとGISHOが奏でる「ライチ☆光クラブ」
PENICILLINのHAKUEIと、同じく元PENICILLINのメンバーだったGISHOの2人が手を組み活動中のライチ☆光クラブ。 ライチ☆光クラブは、8月13日(水)にミニ・アルバム『奇奇怪怪』をリリース。同時に、東名阪のライブ・ツアーも行う。すでに、ミニアルバム『奇奇怪怪』(通常盤)の着うたをドワンゴジェイピーで先行配信中。そちらを通し、いち早く音源を手にしてくれ。 ―ライチ☆光クラブの成り立ちから教えてください。 HAKUEI漫画家の古屋兎丸が、少年の頃に見た飴屋法水率いる東京グランギニョルの舞台劇『ライチ☆光クラブ』を漫画化。それをふたたびアニメ化や舞台化していく中、音楽面での表現を僕が引き受けた形で「音楽面を通したライチ☆光クラブ」が誕生しました。当初は、舞台などと連動した形を取って表現していたが、現在は、ライチ☆光クラブという名前やコンセプトを引き継ぎつつも、自分の音楽表現のライフワークの一つとして捉え、活動をしています。そのコンセプトにGISHOくんが共鳴。昨年より、ライチ☆光クラブはこの2人で表現活動を行い始め、今に到るという流れです。 ―ライチ☆光クラブが表現しているのは、「猟奇的な怪しさや官能で妖美な世界観を持った、まさに音楽を通したアングラ芸術」ですね。 HAKUEI基本的にはサブカルチャーな世界観です。ある種、幼少の頃に驚きと衝撃を受けて傾倒した江戸川乱歩の世界観にも通じるというか。すごく怪しく混沌とした、しかも官能的でありながら。同時に、非常にアーティスティックでアートな感性を持った世界観が、ここにはあるからね。しかもそこには、過去から連綿と続く陰鬱な和耽美さと欧米から渡来した狂気性や猟奇さがミックスされている。そのカオス感を表現しているのが、今のライチ☆光クラブですね。 ―楽曲面では、GISHOさんもいくつか曲を手がけていますが。初期PENICILLINの香りさえ覚える表情も出てきます。 GISHO僕がPENICILLINに在籍していた頃に好きだった世界観を、より尖らせて表現している面もここにはありますからね。それ以上に、ライチ☆光クラブで表現していくうえで何が刺激的って、何かしらの行動を起こすに当たり、まずは竹刀で練習をして…ではなく、いきなり刃磨きあげた真剣で切りかかってくるところ。その緊張感がいいんですよ。 HAKUEIバンドで表現してくというのは、世の中へアプローチしていくうえでの最大公約数を捜しては、それを形にしていくことなんだけど、こと、ライチ☆光クラブに関しては、最大公約数=最小公倍数というか。どれだけ尖った表現をしていくかが大切になる。今回の制作に関しても、言ってしまえば、「ライブで一番激しく熱狂していけるシーン」ばかりが見えるエネルギーの詰まった音楽のみを、この『奇奇怪怪』に集約させながら作りあげたんですよ。いわゆる「こういう曲も試してみました」ではなく、すべてが「これでしょ!」という楽曲ばかり。それを詰め込んだのが、この『奇奇怪怪』なんです。 GISHO僕に関して言えば、音楽を表現していく場は、今やこのライチ☆光クラブしかないわけですよ。そのぶん、毎回「これが最後」という意識のもと、そのときに表現できる音楽性をすべて濃縮して詰め込んでるんだけど。嬉しいのが、お互いに観ている視点にブレがないこと。今回のアルバムを作るうえでも、4時間くらいみっちり打合せをしたんですけど。「こういうのを表現したい」「それ、いいね。じゃあ、これはどう??」「それやろう。じゃあ、そこにこういう要素を入れたら??」と、一つの会話から次々とアイデアが重なりあえば、アイテアを積み重ねていく会話のテンションもどんどん上がっていくんですよ。しかも最後には、お互いに「いいアルバムができたね」と言いながら別れるんだけど。その時点ではまだ1曲も具体的な楽曲は出来てない(笑)。でも、打合せの段階で、そこまでお互い明確に世界観をつかんでいるからこそ、実作業では一切悩むことなく楽曲も出来上がっていた。その関係性を持てていることが、ライチ☆光クラブで表現していくうえでの強みなんです。 HAKUEIそう。人である以上、求めるテーマ性を話していく中でも、「この人とは共通言語がないな」と感じることって、いろんな場面で出て来るじゃない。でもGISHOくんとは、そこの会話でのストレスが一切ない。だからこそ、音も映像もビジュアル面も、互いに寄り道なく、まっすぐ表現したい目標へ向かって突き進んでいける。まさに、そこなんですよ、今のライチ☆光クラブの存在意義って。 ―もともとライチ☆光クラブは、HAKUEIさんの音楽の実験場的な感覚で始まってましたよね。 HAKUEIまさに、そう。ラッパーと演ったり、自分で唄わず女性シンガーに唄わせたり。まさに音楽の治外法権の場。それに触れたGISHOくんが「面白いこと演ってるね」と声をかけてきて、今へ至ったわけだけど。今のライチ☆光クラブが表現している世界観を描かせたら、この人に叶う人はいない。まさに、今のライチ☆光クラブが表現してゆく音楽芸術を示すうえで、GISHOくんの存在は欠かせないものなんですよ。 GISHO僕自身、普段は明るい性格なんですけど。内面には、ドロドロとした感情がトラウマのように埋もれていた。それをライチ☆光クラブで表現しながら、みずからの心を浄化している面もありますからね。 ―「見世物小屋」を覗き見たとたん、「触れてはいけないものに自分だけが触れ、武者震いするような興奮を覚えれば、それを誰かに自慢したくなる」。そんな感覚をどっぷり味わえるのがライチ☆光クラブという存在かなと感じています。 HAKUEI触れちゃいけないものに触れたときに沸き上がる衝撃や衝動ってあるじゃない。それを鷲掴みにしてメインストリートに投げつけたのが、ライチ☆光クラブの音楽。歌詞もすべて危ないくらいに不謹慎ですからね。 GISHO人って、終わりがあるからこそ、そこへ向かって本気になれる。ライチ☆光クラブだって、次、どうなるかなんて誰にもわからないこと。とくに自分は、本当にまた音楽を演れるのかの保証もまったくない。だからこそ、すべての魂をライチ☆光クラブにぶつけていった。そのうえで、こんなにも心から「最高」と思えるアルバムを作ることが出来た。それほどの幸せってないですからね。 HAKUEIそう。どんな豪邸を建てるよりも、この1枚を作れたことのほうが何十倍と嬉しいこと。だからこそ、隅から隅までこの音楽を味わいつくしてもらいたいよね。(TEXT:長澤智典) ☆【ライチ☆光クラブ『奇奇怪怪』サイン入り生写真全員プレゼント】公式TwitterV系ニュース毎日更新!ライブ情報、インタビューは完全オリジナル!→@dwangojpnewsFollow @dwangojpnews!function(d,s,id){var js,fjs=d.getElementsByTagName(s)[0];if(!d.getElementById(id)){js=d.createElement(s);js.id=id;js.src="//platform.twitter.com/widgets.js";fjs.parentNode.insertBefore(js,fjs);}}(document,"script","twitter-wjs");