PASSPO☆全国ツアーで亡き恩師へ涙の誓い
今年で結成5周年を迎えるアイドルグループPASSPO☆がその記念すべき年を祝う全国ツアー「結成5周年目 カウントUPツアー 前編」を6月14日赤坂BLITZにてスタートさせた。 この日はサブタイトルに「453便」という言葉が冠された。字の通り、ツアー初日は5月13日に急逝した、彼女らのバックバンドThe Ground Crew、そしてメタルバンドUNITEDのベーシストにして彼女たちの精神的支えであった横山明裕氏のために捧げられた特別公演となった。 メロディック・ハードコアチューン『無題』で幕を開ける。根岸愛、森詩織、玉井杏奈、安斉奈緒美のボーカルを軸にエモーショナルに突き進む。ラスト「私たちは元気です」という彼女たちから横山氏へのメッセージが声高らかに響いた。続く『BABY JUMP~天国への搭乗便~』でもPASSPO☆の真骨頂である自由さ満載のダンスで、ステージ中を目まぐるしく動き回る。フロアではドラを鳴らしながら応援するものも現れ、序盤からお祭り状態に。一方で、この日特別にバンドPASSPO☆スタイルで披露された『少女飛行(ACO ver)』はゆったりとした空気を漂わす。伸びやかな音にパッセンジャー(PASSPO☆ファンの総称)は身をゆだねた。 しかし、しんみりもしていられないとその後は再びブチ上げモードに突入!安斉、森、藤本有紀美、岩村捺美によるユニット・はっちゃけ隊『気分はサイコー!サイコー!サイコー!』では、生前ステージ上でゴジラになって登場すると約束した横山氏がゴジラ(段ボール製)となりまさかの降臨!漢の約束をしっかりと守った氏に、パッセンジャーから笑いと最高の盛り上がりが贈られた。 『Pock☆Star』で奥仲麻琴が「横さん、泣かないよ!」と叫べば『マテリアルGirl』『WANTED!』では最前列でロックバンドなみのモッシュが巻き起こる。ラストは『「I」』。赤裸々なまでに苦悩と再生を歌ったこの曲で、感情の高ぶりが頂点に達した槙田紗子は「横さん見てる?!」と叫ぶと、増井は堪えきれず涙をこぼし始める。彼女の涙は歌い終えても止まることはなかった。場内から「横さん!」が巻き起こりアンコールがスタート。『おねがい』、増井が一人ステージに現れるも涙が止まらず歌い出せない。彼女の代わりに歌いはじめるパッセンジャーに背中を押されたのか、滲みながらも声を振り絞り言葉を放つ。「私たちが行く先を探していた時、横さんが一緒にいたから目標を見つけることができた」と声を震わせながらも感謝を伝える増井。ここで8月発売の新曲『向日葵』を披露。天国の横山氏へと捧げされた。ラストは彼女たちにとって初のオリジナル曲であり、横山氏が愛した『Let It Go!!』。在りし日の横山氏がスクリーンから見つめる中、PASSPO☆は最高の笑顔と最高のパフォーマンスでその想いに応えた。終演後、機長ことプロデューサーのペンネとアラビア―タとThe Ground Crewのギター・PANTHERがサプライズ登場!なんとUNITEDのギタリスト・大谷慎吾氏より横山氏がThe Ground Crew時に使用していたベースと楽譜が愛弟子・増井へと譲渡されたのだ。感極まった増井は泣きじゃくりながらも「横さんの分まで、私たちがロックするぞ!」と力強い想いを叫ぶ。最後はクルー、パッセンジャー全員が「横さんありがとう!!!」と大声で感謝を述べてこの日を終えた。 ・PASSPO☆楽曲聞くならdwango.jp【クリック】・BABYMETALワールドツアーのロンドン公演を生中継□BiS前代未聞の「メンバーが非稼働」イベント開催へ☆Juice=Juice初単独ライブツアーでプッチモニ、タンポポ熱唱! 横山氏の魂を受け継いだ彼女ら、悲しみを振り切り、強く立った今のPASSPO☆に死角はない。これから始まる年末まで続くツアーも横山氏のロックスピリットと共に彼女たちは走り抜ける。