若手最注目!Hello Sleepwalkersツアーファイナルでファンに伝えた「ありがとう」
キャパシティ800人の会場は開演ギリギリになっても、入りきれない人で入口までごった返していた。 結成から約6年、CDデビューから約2年という短い時間でかけあがってきたバンドとして異例としか形容できないほどの光景がそこには広がっていた。ロックバンドHello Sleepwalkers。今年1月に発売されたシングル『午夜の待ち合わせ』、2月に発売の2nd album『Masked Monkey Awakening』のスマッシュヒットで今や日本の若手バンドの最注目株に躍り出た彼ら。初のワンマンツアー「2014 “TAKE YOUR MASK OFF”」が渋谷Club Quattroで最終日を迎えた。 冒頭インディロックとダブステップの融合を果たしたような『Bloody Mary』から始まり『猿は木から何処へ落ちる』ではキャッチーな王道メロディーながら骨太なサウンドを聞かせファンのボルテージは早くも最高潮に。爆発力ある楽曲もありながら、シカゴ音響派を思わせるような音の鳴りでクールにドライブしていく『センチメンタル症候群』、穏やかながらも疾走感あふれる『月面歩行』など様々な表情を魅せる。 繊細さとダイナミズムを兼ね備えたシュンタロウの声、バンドのエモーショナルな部分を体現するが如く力強く歌うナルミの声、陰陽と思える二人の声が絡まることで完全な歌声と化す。タソコのギターはテクニカルながら爽やかな印象をもたらし、マコト、ユウキによる鉄壁のリズム隊は複雑なアンサンブルで強靭な音を奏でる。 中盤、『23』には心を掴まれた。音楽やバンドに対する葛藤、情熱をまっすぐに伝える歌詞をシンプルなアレンジ、シンプルな歌声でストレートに伝える。シュンタロウとナルミの歌声が優しく混ざり合い渋谷のライブハウスに降り注いだ。 この日はとにかくメンバー全員が「ありがとう」という言葉を多く口にしていたのが印象的だった。まだ上京したばかりの彼らにとって、渋谷Club QuattroでのLIVEは楽しみの反面、相当なプレッシャーがあっただろう。MCでは満員御礼のフロアを前に感極まってナルミが一瞬声を詰まらせるシーンもあった。この日会場には満員のファン、そこから湧き上がる歓声、何よりツアーを経て強靭になったバンドの姿があった。『午夜の待ち合わせ』で会場の隅から隅まで突き上げられた拳と巻き起こるシンガロングは彼らのここまでの道のりを祝福するファンの気持の表れだ。そして『円盤飛来』の終盤で照明がホワイトアウトしていく中、シュンタロウがギターも放置してひたすらフロアに向かい叫び続けた姿は、Hello Sleepwalkersからのファンへの恩返しに見えた。 ※Hello Sleepwalkers楽曲はクリックで購入!【見ないと遅れる】・AKB総選挙大島優子の13万票はどこへ行く?☆HEROが野音に賭ける想いとメジャー第1弾アルバム制作秘話☆大島優子の後継者!激化する渡辺、松井、島崎、山本のセンター争い□「おっPサンバ」ちょっとHなGカップおねえさん青山智美 90分間という短い時間ながら勢いを削ぐことなく全力を見せつけた彼ら。このツアーを通じて新たな境地にたどり着いたのは言うまでもない。ベタな言葉になるが、ロックの持つ熱さ、そして心揺さぶる真摯さがあった。王道にして最新、複雑にしてスタンダード。彼らが日本のシーンに新たな地平線を見せてくれるだろう。(PHOTO:yosuke torii)