METEOROID一周年ワンマンは始まりの地へ
METEOROIDの活動一周年を記念したワンマン・ライブ「1st Anniversary ONEMAN LIVE ー120兆のパラドックス―」が、2月11日(火祝) に渋谷REXを舞台に行われた。 後ろまでビッシリの観客で埋めつくされた場内。正式始動をしてからちょうど一年後にMETEOROIDは、始まりの地、渋谷REXへと立っていた。始動ライブも、ワンマンからスタート。ただし、そのときは完全無料というFREE STYLEでの開催だった。あのときも、好奇心から足を運んだ人たちが大勢詰めかけていたが、この日は、有料での1st ワンマン・ライブ。始動ライブのとき以上にお客さんたちが足を運んでいたように、この一年間の精力的な活動は、しっかりと芽吹いていた。「シュビドゥバ×8」。ライブは、3rdシングルの表題曲『ドラキュラ』からスタート。ヒステリカルな同期音と、ヘヴィなギター・サウンドがクロスオーバー。荒れ狂うデジタル系ロックンロール・ビートにのせ、満員の観客たちが一斉にタオルを振りまわし、轟き出した音の渦の中へ思いきり身を投じ出した。場内は一気に、暴れゆく光景似合うパーティ・ムードへ!! 拳を振り上げ続けてゆく観客たち。鋼の音へ向かって頭振り乱し感情を思いきりぶつけたくなる衝動が、身体の奥底から沸き上がってきた。ヘヴィグルーヴ・ナンバー『Mr.famosu』を通した熱狂の風景。興奮した観客たちが左右へ走り続けてゆくのも、お馴染みの景色。 「今日は、僕たちの新たな一年へ向けたワンマンです。一周年は僕たちと、僕たちを支えてくれたあなた達にとっても、記念すべき一年。これからもメチャクチャ飛ばしていくんで、よろしく!!」 GENKIの声に続いて演奏したのが、METEOROIDの始まりを告げた1stシングル曲『DIVER』。狂気を帯びたハードエッジなサウンドとデジタルビートが絡み合う音の上で、高揚したなまめかしい歌声を響かせたGENKI。場内は、彼とともに歌を口づさみながらも暴れ続ける人たちの熱気に支配されていた。 横ノリなファンキー・グルーヴが、会場中を包みだした。ディスコロック・ナンバー『STARGAZER』に合わせ、満面の笑顔で観客たちが飛び跳ね続けていた。熱狂は止まらない。「君を眠りの森へ…」。腹の奥底へズンと響く重低音な音の塊。ミッドなリズムの上で、重厚なリフを叩きつけたMETEOROIDの面々。重い唸りの中にも、泣きのメロディーを忍ばせた『いばら姫』。重厚な音の渦に溺れながらも、胸をキュンとさせてゆくのもMETEOROIDの魅力の一つ。切れ味鋭いリフ&ビートが炸裂!!満員の観客たちが心地好く身体を揺らした、『DOKU-SOW』。間奏では、観客たちが手拍子をしながら、想いを返してゆく場面も。 激しくも高揚した熱を背負って疾走してゆく演奏。続く『リトルボーイ』は、第二次世界大戦時に、エノラゲイ(B-29)が広島へ落した原爆の名前。深く切ない想いとシリアスなメッセージが、GENKIの哀切な歌声を通し胸に突き刺さってきた。METEOROIDの楽曲は、どの歌にもシリアス/シニカルなメッセージ/叫びが詰め込まれている。ただただ熱狂に溺れるのも良いが、その興奮の裏に忍ばせた痛い感情にも、しっかりと耳を、心を傾けていただきたい。哀切な歌声と、哀愁味滲み出たデジタル・ビート。その悲哀さを飲み込むように流れた重く歪みを上げた音の唸り。『Pledge』が、胸に、痛く痛く響いてきた。 ライブも終盤戦へ。GENKIの歌からの幕開け。緩急効かせた哀愁ナンバー『I FEEL BLUE』を通し、場内へ、心地好く揺れる風景をMETEOROIDは描き出した。それにしても、なんて胸を切り刻む悲哀な歌なんだろう。「お前ら全員で暴れ倒せー!!」最後は、2ndシングル『BALLERINA』だ。狂騒描き出すに相応しいサイコティックなデジロック・ナンバーに身を預けた満員の観客たちは、ステップ止まないバレリーナとなり、ただただ熱狂の宴の中へ嬉しそうに溺れていった。じつはこの歌も、環境破壊など、シリアスな題材をテーマにした楽曲。現在のMETEOROIDのライブでは、場内に暴れの風景作り出すうえで欠かせない表情にもなっている。 ステージ前方へ現れた大きなスクリーン。アンコールの前に、訪れた観客たちへ向け、今後行われる”3rd/4th/5th program”を発表。詳細は以下へ参照していただくとして、一つ一つのprogramが発表になるたび、満員の観客も嬉しい声を上げ続けていた。 アンコール1曲目には、歌物色の強い『desperado』を演奏。何処か歌謡メロを携えた、激しいノリを持ちながらも、触れたとたんにスーッと歌が心に染み渡ってゆく素敵な楽曲だ。歌心を前面に出した曲もしっかり届けてくれる、その懐深さが嬉しいじゃない。 「こうやって規模が広がっていくのも、みんなのおかげ。みんなと一緒に歩んでいくためのプレゼントになったと思います。ありがとう!!」(GENKI) 「O-WESTってメッチャ広いじゃん。でも、ここにいるみんながさ、誰か一人連れてくれば、メッチャいい景色を見れるじゃん」(ゆとり・G) フリーキーなサイバービートと唸るラウドロックが交錯する音の上で、高揚/哀愁さを持った歌を響かせてゆく『この愛を手放せば自由だろう』を演奏。ふたたび場内は、タオル振りまわし暴れ続ける観客たちの姿に埋めつくされていた。そして誰もが、満面の笑顔のもと、暴走した音の渦の中へ嬉しそうにダイブし続けていった。 「こんなにも素晴らしい、俺にとっても、みんなにとっても楽しい一周年を記念したワンマンになったんじゃないでしょうか」 【リアルタイム人気記事】・BiS解散後を考える為にセクシー授業も!・ソチで大注目!羽生結弦選手SP曲「パリの散歩道」の原点・EXILE ATSUSHI公式Facebookページが脅威の5万いいね! 最後の最後に、METEOROIDは、ふたたび始まりの歌『DIVER』を演奏。これまでMETEOROIDのライブを。METEOROIDという存在を支え続けてきた楽曲を、一周年目を迎え、二年目へ向かうに当たって、改めて届けてくれたのが嬉しいじゃない。この『DIVER』は、METEOROIDを始めるに当たっての決意を詰め込んだ楽曲。入場時に歌詞カードも配布。最後の最後に、同志たちと一緒に『DIVER』を大きな声で唄い、ともに想いを一つに結びながら、次のステージへ進み出す決意と抱擁を交わしあったMETEOROIDと観客たち。その熱い絆に、最後の最後ホロッとさせられた。 まだまだ歩み始まって間もないMETEOROID。その昇り続ける道の行く先を、これからも報告し続けようじゃないか。(PHOTO: 片倉孝/TEXT:長澤智典)