NMB48はなぜ紅白出場にこだわっていたのか?
紅白歌合戦放送まで3週間を切り、AKBグループから3組目の単独出場を決めたNMB48に注目が集まっている。 AKB48、SKE48に続く快挙だが、NMB48には他のAKBグループにはない特別な思いが、紅白歌合戦にある。昨年は姉妹グループのSKE48が単独出場を果たし、NMB48は落選。下馬評ではNMB48の名前も上がっていたがそれは夢となってしまった。 昨年の紅白歌合戦の翌日、1月1日に難波の劇場で行われた元日公演では、ファンの前で紅白への思いをメンバーが語り本当の勝負がスタートした。2月27日に発売された1stアルバム『てっぺんとったんで!』では、ジャケットはNHKホールの前で撮影された。ジャケットの裏には「第64回紅白歌合戦出場希望」「難波より神南へ愛をこめて」と書いた横断幕を持っているカットもあり、徹底した紅白出場アピールが込められている。さらに収録曲に『12月31日』という明らかに「紅白歌合戦」を意識した楽曲が収録されメンバー、ファンの思いは一つとなった。『12月31日』は、昨年の「紅白歌合戦」に出場できなかったことがテーマであり 3月4日にスタートした西日本ツアー初日の広島文化交流会館で初披露された。このツアーには当時AKB48と兼任していた横山由依も参加し、同い年であるキャプテンの山本彩と共にツアーを引っ張っていった。その横山はひとりでNMB48の重責を背負っている山本に対して「彩ちゃんの重荷のリュックサック半分持つよ」と声を掛け、完全にNMB48の一員として「同じゴール」を目指していた。しかし4月28日に行われた日本武道館公演で、横山の兼任が解除されてしまい、NMB48を離れることに。NMB48を離れた横山は、篠田麻里子卒業後のAKB48チームAのキャプテンになるのだが、離れても山本と築き上げた「特別な関係」は継続し、『紅白歌合戦』初出場の縁の下の力持ちとしてNMB48をサポートしていった。 (2014年AKBを大変革させるNMBメンバー) NMBの快進撃が数字として現れたのが、1stアルバムの大ヒットとAKB48「第5回選抜総選挙」である。ここでは48グループ全メンバー(研究生も含む)が参加したが、上位16人のAKB48シングル選抜メンバーに14位山本彩と15位渡辺美優紀がランクイン。確実に知名度も人気もステップアップしていることがわかった。 7月にはNMB48として初のNHKホールでのコンサートが開催された。NHKホールといえば「紅白歌合戦」が行われる場所である。この会場を選んだことは、間違いなく紅白を意識してのものだ。この公演ではサプライズとして、横山由依も登場し、山本彩、山田菜々と『太宰治を読んだか?』を熱唱。横山はメンバーにエールを送り、コンサートは大盛況のうちに幕を閉じた。完全に勢いの付いたNMB48は、夏にはAKB48のドームツアーに参加。NMB48の鬼気迫るパフォーマンスは、どのグループにも負けない凄まじさを感じさせた。10月になるとメンバーが結成当時からの夢だった大阪城ホールで3公演を行い、3公演ともに1万人規模の会場を満員のファンで埋め尽くし、集まったファンは、「紅白歌合戦初出場」へまた一歩近づいたことに喜びを感じた瞬間でもあった。 なぜ、NMB48のメンバーは紅白出場にこだわるのか。それは、山田菜々が語った、「ただの姉妹グループじゃ終わりたくない」という言葉に全てが表現されている。これは、SKE、HKTメンバーも同じ考えでいるのだろうが、よりNMB48はAKB48を意識した活動を行ってきた。今までは、「笑い」に特化することでAKBへのライバル心を燃やしていたが、現在ではパフォーマンスでもAKB、SKEへ迫る勢いの成長を見せている。だからこそ、紅白歌合戦出場の勲章を得て、AKBと同じ目線まで上り詰めることが必要だったのだ。 今年念願の紅白歌合戦出場の切符を手に入れた。NMB48にとっては最終目標でなく、「紅白の向こう側」へ続く第一歩となる。2013年最後のステージに期待したい。(C)NMB48 ・NMB48の曲買うなら!クリックでdwango.jpへ!他の公演曲も一曲から買える!