河村隆一、SUGIZOも参加!「Join LIFE機構」とは?
「アーティストの力を結集し、エンターテイメントイベントによるHIV/AIDSの啓蒙活動及び新薬開発への寄与による撲滅を目指す!」という想いを旗印に、みずからもHIV/AIDSキャリアであるミュージシャンのHAL(SPEED iD)始動のもと立ち上がった「Join LIFE機構」。 同機構は、8月26日~28日に川崎クラブチッタを舞台に「HIV/AIDS治療支援ベネフィットコンサート」を開催。9月8日には、皇居をコースに「アキバ☆エンタメマラソン2013年大会」を実施。コンサートには、河村隆一(LUNA SEA)/SUGIZO(LUNA SEA/X JAPAN)/栄喜(SIAM SHADE)他、総勢31組のアーティストが。マラソン大会には、猫ひろし/川内鮮輝/CANDY GO! GO!/asfi他、多数のゲストランナーが参加。募金活動を行いながら、HIV/AIDSの現状に対する啓蒙活動や、このイベントの趣旨を、大勢の人たちに伝える役割を担ってくれた。 同イベントを通して集まった収益金や募金の総額は150万円。善意のもと集められた金額を、Join LIFE機構の理念であった「HIV/AIDS治療のための新薬研究開発費」として、このたび独立行政法人 国立国際医療研究センターへ全額寄付をすることになった。その「寄付金贈呈式」が、12月4日、独立行政法人 国立国際医療研究センター病院にて行われた。 同寄贈式に登壇。Join LIFE機構にも多大な協力をしてくれた松浪健四郎氏は、「われわれはAIDSを完全に克服したのか?そうではない。まだまだ悩んでおられる人々がたくさんいらっしゃる。そして研究も、まだまだ半ば。これからもいろいろと研究を重ね、患者さんに手厚い看護をしていただき、克服出来るように尽力していきたいと思います。もちろんJoin LIFE機構を通した活動はこれで終わることなく、継続的に行い、これからも研究を支えていきたいと思っております」と答弁。 (LUNA SEA復興支援LIVE海外で上映へ) その言葉を受けた国立国際衣料研究センターの理事長である春日雅人氏も、「幸いにしてAIDSは、30年前にはすぐ亡くなる不治の病からはだいぶ状況が好転しましたけれども、まだまだこの病気で苦しまれている方がたくさんいらっしゃいます。このような貴重な浄財を、ぜひ有効にいただければと思います」とお礼の言葉を述べれば。同じく、エイズ治療・研究開発センター長の岡慎一氏も、「世界的にAIDSは、我々人類が退治しないといけない病気だと思います。今回、非常に多くの方々が、AIDSをなんとかしなくてはいけないという意志を持ってご寄付されたことを聞き、とても感動致しました。みなさまの意志を無駄にしないように、これからも研究のために遣わせていただければと思います」と、感謝の気持ちと決意を伝えてくれた。 今回のイベントの発起人であるHALは、今年一連の活動を終え、次のように想いを語ってくれた。 「今回、みなさんのおかげで贈呈式を行うことまで漕ぎ着けられて、本当にありがとうございます。と同時に、またこれから、先にもっともっとこの活動を啓蒙しなきゃいけないと改めて実感致しました。僕がHIVに感染し、命を助けられたのも、この病院へ足を運んだことがきっかけでした。それまでAIDSについて何も知らなかった僕の心と命を助けてくれたのも、この病院と先生方がいてのことだけに、とても感謝しております。だからこそ、キャリアである僕自身がHIV/AIDSのことを知らない人たちのため、もっともっと啓蒙してかなきゃいけないとすごく感じています。来年もこの活動は続けていきますので、よろしくお願い致します」 今年開催になった「HOPE AND LIVE~HIV/AIDS治療支援ベネフィット・コンサート」及び「アキバ☆エンタメマラソン」は、2014年も開催することが決定した。2014年度は、コンサートをO-EAST/CLUB CITTA’川崎の2会場を舞台に、年2回の定期公演として実施。マラソンは、江東区にある夢の島競技場(予定)を舞台に、こちらも春期/秋期の年2回開催を予定している。さらに、国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター長の岡慎一氏を迎えた「HIV/AIDSについての勉強会やセミナー」も、年2回行うことが計画されている。 「少しでも多くの人たちにHIV/AIDSの知識や現状を知ってもらうため、今後もJoin LIFE機構は、様々なエンターテイメントな手法を通しHIV/AIDSに関する啓蒙活動を行い続けていく」(川阪実由貴 Join LIFE 機構代表)。その最初の布石として行われた今年の取り組み。今回、Join LIFE機構が行った活動は、日本国内における”エンターテイメントイベントによる社会貢献”という大きな目的のための一歩であり、重要な足がかりになったのは間違いない。(TEXT:長澤智典)