アイドルがロックフェスに出る理由は?
ここ最近、ロック系フェスにアイドルが出演することが当たり前になっている。ももいろクローバーZ、BABYMETAL、でんぱ組.inc、アップアップガールズ(仮)、BiS…などなど。 そして、満を持してアイドルの総本山・ハロー!プロジェクト所属である℃-uteがrockin’onpresents「COUNTDOWN JAPAN 13/14」に出演することが決定した。 なぜ「アウェイ」と思われるロックフェスにアイドルたちが続々と参戦するのか? その理由のひとつに、アイドルソングの変化が考えられる。ロックからEDM、ハードコア、歌謡曲と様々に色を変え何でも楽曲にしてしまう最近のアイドルソング。BiSはノイズ界の超大物バンドである非常階段と「BiS階段」というユニットを組みハードコアでエクストリームなLIVEまで披露。自分たちでも楽器を演奏するPASSPO☆は、HAWAIIAN6の安野勇太が楽曲作成をした『妄想のハワイ』を発売しロックファンにも受け入れられた。℃-uteやモーニング娘。も王道のアイドルソングをゴリゴリのEDMでアレンジしヒット作を連発している。その他にも、いままでにはなかったアイドルソングがここ数年で大量に作られてきた。80年代に完成した「ブリブリのアイドルソング」だけではない、新しいカタチのアイドルソングが、アイドルがロックフェスに出演する突破口を開いてくれた功績は大きい。楽曲を制作するプロデューサーや作曲陣のレベルが上がり、ロックファンにも受け入れられる「聞ける曲」が圧倒的に増え、その楽曲をアイドル達が完璧なパフォーマンスで披露する。それが、誰が見ても最上級のエンターティーメントに仕上がり、アイドルだから、ロックだから、ハードコアだからというジャンルの概念以上の「感動」と「楽しさ」が生み出される。楽器は演奏をしないがダンスという表現方法でロックファンを惹きつける。飛び散る汗が熱いものを感じさせる。アイドルソングとロックにはもう垣根はなくなっている!楽曲のBPMがノリの良い早いテンポでロックもアイドルソングも作られることが多いのも、ロックファンがアイドルソングに馴染みやすい大きな要因だろう。 そして、アイドル達の「受け」のレベルの高さに注目したい。いまだに「ロックだけしか認めない」「アイドルだけしか認めない!」というファンもミュージシャンもいるが、当のアイドル達は何でも吸収し形にしてしまう程の恐ろしい受けの技術を備えている。それは、プロレスネタをイベントやLIVEで取り入れ続けているももいろクローバーZが、様々なバンドやサブカル著名人などとイベントやコラボを繰り返し、それぞれの個性やアクを「受け」続け最後には自分たちのものにしコラボ相手のファンを多数獲得したように、普段はバリバリのアイドル活動をする「さくら学院」に在籍する美少女3人組のBABYMETALが表情を全く変えずにメタルをやり切る様(平均年齢14.3歳!)、何もかも受け入れてしまう、底なし沼のように…。そんな彼女たちには、ロックファンだから、メタルファンだから、アイドルファンだからという壁はない。あくまで「目の前のお客様」を楽しませること、それしかない。変に気負うこともなく他の現場と同じくロックフェスでも全力を尽くすだけ。そう、楽曲もコンセプトもパフォーマンスも完璧なアイドルグループにとって、もはやロックフェスは「アウェイ」ではなくなっているのだ。だからこそ、観ているファンも変に構えずにすんなりとアイドル達を受け入れられるし、初めての体験に心躍る仕組みが出来上がっている。そして、アイドルファンもフェスの現場に足を踏み入れ逆にロックバンドのファンになる。アイドルとロックフェスのいい関係がここ2年ほどで急速に出来上がりつつある。 そんな中で、特にアイドル指数が高い℃-uteの登場である。「COUNTDOWN JAPAN」には比較的J-POPアーティストや、他のアイドルグループも参戦するとはいえ、ロックフェスに℃-uteが出演するということは大事件だ。いくらロックフェスがアイドルにとって「アウェイ」ではない、と言っても王道アイドルの℃-uteの出陣は想定外!ある意味、上記のアイドル達以上に、℃-uteがロックフェスでロックファンを虜にすれば、もはやアイドルとロックの垣根は本格的になくなっていく。そして、パフォーマンス、歌唱共にアイドルグループ屈指の実力を持つ℃-uteならば、その壁を安々と壊してくれる!真打ち登場、というところをぜひ魅せつけてもらいたい!アイドルとロックフェス、これからもドンドン参戦するアイドル達が増え続けるだろう。 『都会の一人暮らし/愛ってもっと斬新』℃-ute楽曲買うならdwango.jpで!