超豪華!3ピースバンドgeek sleep sheepリスニングパーティー開催
yukihiro(L’Arc~en~Ciel、acid android)とkazuhiro momo(MO’SOME TONEBENDER)、そして345(凛として時雨)という凄腕メンバーからなる3ピースバンド・geek sleep sheep。 10月16日にリリースされるシングル『hitsuji』で遂にメジャーデビューを飾る。去る9月11日に、その発売を記念したプレミアムなリスニングパーティー(先行試聴会)が東京・渋谷club asiaで開催された。会場のasiaには抽選によって選ばれたオーディエンスが続々と詰めかけて超満員に。定刻の18時になる頃、フロアの喧騒を断ち切るように突如場内が暗転。ミラーボールが満天の星空を描くなか、光の雫のようなギターアルペジオが鳴り響き、シングルの表題曲『hitsuji』からリスニングパーティーは幕を開けた。The Smashing PumpkinsとRideが幸福な邂逅を果たしたような、儚くもメランコリックなシューゲイズ・サウンドが大音量で溢れ出し、345とmomoのツインヴォーカルが伸びやかに共鳴。オーディエンスはその一音一音を、リリックの一字一句を聴き逃すまいと、じっくりと耳を傾けている。『hitsuji』がフェイドアウトしていくのと同時に、おもむろにステージの幕が上がり、そこにはなんとメンバー3人の姿が!歓声のなかリスニングパーティーはサプライズライヴへと変貌することとなった。momoのギルドがイントロを奏で、yukihiroと345による快活なグルーヴが折り重なって『SINCE YESTERDAY』からライヴはスタート。シングルにも収録されるStrawberry Switchbladeの名曲カバーだが、あの極めて80年代的なポップソングがgeek sleep sheepマジックによって躍動的なロックナンバーへと転生されていて、勢いフロアを躍らせる。 「我ら、geek sleep sheepと申します。今日は短い間ですが、楽しんで帰ってください」と手短にmomoが告げ、3人でアイコンタクトを交わして鳴らされたのは、シングルには未収録だがライヴでたびたび披露されている『GOHAN』。リズミックなyukihiroのドラムに身体を揺らさずにはいられない、マスロック的な快楽性も秘めたナンバーだ。場内の昂揚感が絶頂へと高まるなか、続いてプレイされたのは345のアンニュイなベースと歌声から幕を開ける、この日が初披露となる新曲!どこかブルージーなムードをたたえたナンバーで、心地よい倦怠感のようなものでフロアを丸ごと酔わせていった。続くMCタイムでは、momoが「今日は関係者っていうか、お金持ちというか(場内笑)、業界人の方もたくさんいらっしゃっておりますが。みなさんは抽選で選ばれて来たんでしょ? しかもタダで(笑)」と気さくに語って場を和ませ、「行きますか?」とメンバーに問いかけて、今年3月の渋谷クアトロワンマンで初披露された『SANPO』で再び急加速。ドライヴ感に満ちたビート、そして<猫にゃんにゃんにゃん 犬わんわんわん!>というアッパーかつ愛らしいサビメロを持つ即効性の高いロックチューンにフロアが沸騰。実質的なライヴ本数はまだ4本ということがにわかに信じがたい、ダイナミズムと一体感溢れるアンサンブルが実に痛快だ。終盤、「345先生、何かお話しなさいますか? 大事なお知らせが」とmomoが345に水を向けると、「……私が言っていいんですか?」と謙遜しつつ、「10月にシングルを出すんですけど、来年の1月に、東名阪でワンマンツアーをやります!」と嬉しいアナウンスが。盛大な拍手が沸くなか、「今後ともよろしくお願いします。最後の曲――」(momo)と、月明かりのようなスポットを浴びて冒頭で流された『hitsuji』をバンドサウンドで披露。とびきりロマンチックな景色を描いて、最後は鮮烈なバックライトとフィードバックノイズのなかライヴは終演。喝采を浴びてメンバーがステージを降りると、再びシングル収録の『SINCE YESTERDAY』とサイケデリックかつ狂騒的なロックナンバー=『Good Dream』が爆音で流され、今一度オーディエンスを酔わせてリスニングパーティーは大団円となった。 公表された来年1月の東名阪ワンマンツアー開催前、年末の12月24日にはLIQUIDROOM ebisuで2度目となるワンマンライヴ「confusion bedroom vol.2」も行われる。本格始動と共に一気にギアを上げて走りだすgeek sleep sheep、その動向に要注目だ。(奥村明裕)カメラ・河本悠貴