80年代DNA受け継ぐ武藤彩未
さくら学院の元生徒会長(リーダー)の武藤彩未が、7月19日に渋谷O-EASTにて、ソロになって初のライブ「武藤彩未 LIVE DNA 1980」を行った。 さくら学院を卒業してから、1年と4力月。その間、表舞台に立つことがなかった彼女の初ライブということで、どういう姿を我々に魅せてくれるのか。どういった成長を遂げているのか。少女にとって1年4力月という時間は、短いようで長い。ファンで埋め尽くされた場内は、期待感で溢れ、熱気に包まれていた。   開演前、スクリーンには、武藤彩未誕生から現在までの写真と共に、80年代のミュージッククリップ、CM、アニメなどがリミックスされた映像が映し出され80年代を懐古させる演出が施される。そして、武藤彩未のさくら学院から幼少期までの写真で構成されたムービーが流れ、武藤彩未が一歩づつ階段を降りライブはスタートした。   1曲目『悲しみよこんにちは』のイントロが流れ、軽くリズムをとりながら、透き通った声で歌い出す。客席からは自然と手拍子がおき、曲が終わった後にはライブハウスが大きな歓声で包まれる。そこから『チェリーブラッサム』『素敵なラブリーボーイ』と、現在のアイドルで多く見られる激しいダンスとは対極な、ちょっとした身振り手振りのかわいらしいダンスとともに、ステージを展開していく。その様子はまるで、80年代アイドルのLIVEにタイムスリップしたかのようだった。   そして最初のMC。大歓声に涙を我慢しながら1年4力月ぶりのステージをかみしめるように「みなさんずっと待ってくださって、こうしてステージに戻ってくることができて本当に嬉しいです」と感謝の気持ちを述べる。トークは、さすがさくら学院の元生徒会長。時折笑いをとりながらも、言いたいことはしっかりと伝えることができる。   そして4曲目は、なんと松田聖子の代表曲である『青い珊瑚礁』。緊張も解けたのか、さらに生き生きとしたステージをみせていく。『涙のペーパームーン』『リ・ボ・ン』では、小さい体の彼女でも、ステージが狭くみえるほど躍動的に動き歌いあげ『スマイル・フォー・ミー』では観客へのティーティングを行い、「A・YA・MI」というコールとともに熱気は最高潮に。アンコール前最後は『セシル』を真っすぐな艶やかな歌声で披露し、彼女の歌声は、心を震わせることができることを確信させてくれた。   アンコール後には、オリジナル曲『彩りの夏』を熱唱。それは、80年代のDNAをしっかりと受け継ぎながら、武藤彩未が歌うことによりまったく古く感じない新しい味がしみ込んだ楽曲になっている。最後の挨拶、彼女の笑顔はとても輝いてみえた。   アイドル戦国時代と言われている昨今、その多くがアイドルグループだ。思えば、80年代はソロ女性アーティストが世の華であり皆を熱狂させていた。彼女なら良き時代のエッセンスをしっかりと受け継ぎ、新しいアイドル像をみせてくれることだろう。途中、彼女は力強く「今度は彩未が約束をします。皆さんにたくさんの幸せを届けることを」と宣言をした。彼女なら必ずできる、と確信できる素晴らしい一夜だった。「悔しい時、つらい時」も経て力強く新しい一歩を踏み出した武藤彩未に注目だ。 (2013.7.19  渋谷 O-EAST) さくら学院10月新曲は「顔笑れ!!」でがんばれ!! 【SET LIST】 悲しみよこんにちは (斉藤由貴 1986年) チェリーブラッサム (松田聖子 1981年) 素敵なラブリーボーイ (小泉今日子 1982年) 〜MC〜 青い珊瑚礁 (松田聖子 1980年) 涙のペーパームーン(石川秀美 1983年) リ・ボ・ン(堀ちえみ 1985年) スマイル・フォー・ミー(河合奈保子 1981年) 〜MC〜 セシル(浅香唯 1988年) <ENCORE> 彩りの夏 (オリジナル) さくら学院は今年最注目! イマすぐスマホで聞くべし!