矢倉楓子覚醒はあった?NMB48チームMB4th「アイドルの夜明け」公演
今回の【思い出せる君たちへ~AKB48グループ全公演~】では、NMB48として先陣を切ったチームBⅡが、まさかの前売り券が唯一売り切れなかったということで大きな話題を呼び、結果的には満員御礼にするということで成功を収めた。 そのBⅡ公演から10日後、チームMの公演の日がやってきた。昨年も同じ場所で『アイドルの夜明け』公演を経験しているメンバーも多いが、少なからずBⅡと比較するファンも多く、メンバーにもプレッシャーがかかっていたのではないかと思う。しかもBⅡは1日に2公演を行い、後に控えたチームNも複数公演が予定されている。Mに至ってはこの一公演のみで、この一回の公演が勝負である。 そんな想いを抱きながら多くのファンは開演を待っていた。開演前の影アナは、エースの矢倉楓子である。 「皆さんチームMのことが好きですか?ワンダふ~なパワふ~な公演にしましょう」と楽しさが伝わってくるような影アナでファンはタカまってきている様子だ。幕が開くと各々に楽器を持ったメンバーがステージに並んでいて、表題でもある『アイドルの夜明け』を披露した。この【アイドルの夜明け公演】は昨年の5月5日にスタートした公演なので1年経った今では楽器演奏も様になり、同じ場所でやった昨年の公演に比べて、かなりレベルアップしていることが良くわかる。メンバーも気持ちに余裕があるのか、歌にダンスに楽器演奏にと、どれを取っても素晴らしい出来栄えだった。 ここから一気に4曲を歌い、自己紹介のMCへと突入。清々しい汗をかいたメンバーは、自己紹介に加え、自分が挑戦したいことをテーマに様々な夢を語っていた。 ほのぼのとした雰囲気のMCが終わり、ユニットのスタートだ。エースの矢倉を中心とした『残念少女』から始まり、『愛しきナターシャ』まで一気に5曲を歌い上げた。ユニット曲にも個性があり、中でも注目なのが3曲目の『片思いの対角線』である。東由樹・與儀ケイラ・沖田彩華の3人が組んだユニットなのだが、ダンスに定評のある沖田のキレのあるダンスパフォーマンスは、誰もが釘付けになるほどのクオリティーで、沖田の真骨頂と言える。さらにこのセットリストの中で、唯一バックダンサーが登場する曲でもあるので、ここに誰が出るかも注目である。 結果、今回のバックダンサーには研究生が出演するのだが高山梨子・中川紘美・三浦亜莉沙・松村芽久未・渋谷凪咲・石田優美の6名が選ばれた。中でも4期研究生として2月に劇場デビューしたばかりの渋谷凪咲に注目が集まり、研究生ではあるが高い人気があることが再認識できた。今の人気を持続して、実力が今以上に上がってくれば、近い将来に正式メンバーに昇格は間違いないのではないかと思う。 このように多くの見せ場があるユニットだが、最大の山場はユニットが終わった後のトークである。ユニット最後の曲『愛しきナターシャ』を歌った谷川愛梨・島田玲奈・高野祐衣の3人がそのトークを担当するのだが、このトークが終了すると後半の盛り上がりのアゲアゲ曲へと続くので、グダグダなトークは許されないのだ。 ボケで攻めてくる谷川とボケながら優しいツッコミをする島田に対して、鋭いツッコミをしつつ、きっちり進行する高野がこのトークの肝になり、しっかりとまとまった形で、後半へと繋ぐ役割を果たしている。どのメンバーも、アイドルとは思えないトーク力があるのがNMBの特徴でもある。 後半は抜群の破壊力のある『女子高生はやめられない』と『好きと言えばよかった』で客席のテンションをさらに上げて、これぞチームMという姿を存分に魅せてくれた。そしてしっとりと聞かせる『そばかすのキス』と『タンポポの決心』と続き、余韻を残しながら幕が閉じたのだ。 当然のようにここで客席からアンコールが発動された。今回はチームMのメンバー全員の名前をコール。節目の公演などでは良くあるコールなのだが、バックダンサーとして出演したメンバーやチームMに移籍が決まっている山田菜々の名前までコールされたのだ。 ファンの粋な演出にメンバーも早々に応えて、再びステージに登場した。アンコールは『横須賀カーブ』から始まりNMB48メドレーと続いた。どのメンバーを見ても楽しそうな表情で堂々とした振る舞いでステージに立っているのが良くわかる。 最後の曲『アリガトウ』の曲紹介をするキャプテンの島田が「去年とはステージに立っているメンバーも違うし、研究生だった子がチームMとして立っていたり、3期生や4期生もバックダンサーとして出演していたりと、パフォーマンス面も含めて、この1年で本当に大きく変わったチームだと思いました」と今のチームの現状を語った。 メンバーも島田の言葉をかみ締めながら『アリガトウ』を歌ったことだろう。 5月30日に山本ひとみが卒業、山田菜々の加入も決まっている。このメンバーで大きなステージに出ることはおそらくこれが最後になるだろう。今後のチームMの進化をこれからも注目していきたいと思う。 <セットリスト> M00:Overture M01:アイドルの夜明け(全員) M02:みなさんもご一緒に(全員) M03:春一番が吹く頃(全員) M04:拳の正義(全員) M05:残念少女(山本ひとみ・矢倉楓子・西村愛華) M06:口移しのチョコレート(村上文香・村瀬紗英・山岸奈津美) M07:片思いの対角線(東由樹・與儀ケイラ・沖田彩華) (バックダンサー:高山・中川・三浦・松村・渋谷・石田) M08:天国野郎(木下百花・川上礼奈・小柳有沙) M09:愛しきナターシャ(谷川愛梨・高野祐衣・島田玲奈) M10:女子高生はやめられない(全員) M11:好きと言えば良かった(全員) M12:そばかすのキス(全員) M13:タンポポの決心(全員) ~アンコール~ EN01:横須賀カーブ(全員) EN02:メドレー「北川謙二」「純情U19」「オーマイガー」「ナギイチ」(全員) EN03:掌が語ること(全員) EN04:届かなそうで届くもの(全員) EN05:アリガトウ(全員)