クラブカルチャーとボカロの融合!
5月31日、六本木ヒルズの52階展望台にて、イベント『Message from SKY』が行われた。 クラブカルチャーとエンターテインメントの融合を謳った今イベントは、エレクトロとファッションなど日本のエンタメオタクカルチャーとの融合を掲げたイベント「電刃」と、現在六本木ヒルズ内のマドラウンジ・スパイスにて期間限定開催されている「初音ミクカフェ」とのコラボによる企画として開催された。 最先端のクラブミュージックはもちろん、VOCALOIDプロデューサーによる初音ミクを筆頭としたボカロ曲でのDJ、果てはニコニコ動画の人気コンテンツである「踊ってみた」との融合を六本木の夜景をバックに開催するというトピック目白押しのイベントとなった。 客層も、レイブカルチャーに精通しているファン、仕事帰りのサラリーマン、ボカロファン、中には初音ミクのコスプレをしたファンなど、六本木という土地を凝縮したような多種多様な参加者となった。 会場内は「電刃」ステージと「初音ミク」ステージの2つに分けられ、電刃側では同イベントでお馴染みのコバルト爆弾αΩやAvec Avecなどが登場し、会場内を揺らす。ゲストMCとして異能のMC DOTAMAが参加。皮肉交じりのメッセージを天空から飛ばした。新進気鋭のHip HopユニットTHE OTOGIBANASHI’Sはほのかに揺れるビートの上を流れるよう漂う3MCの言葉が六本木の煌めく夜景とマッチし、一種のトリップ感を演出。ZEN-LA ROCKとSEX山口は下世話とメロウの合間の音でオトナのパーティを演出。大御所、砂原良徳は日本のエレクトロ界を代表する見事なDJセットを披露。先鋭的でアブストラクトながらも心地よい時間を作り出せるのはさすがの一言。 一方の初音ミクステージでは、ボカロ界の大御所である八王子Pやlivetuneのkzが代表曲を爆音にコーティングしフロアへ投下。人で埋め尽くされたフロアは終始サイリウムと歓声が煌めいていた。 朝に向かう深夜3時頃にはエレクトロ界の貴公子DE DE MOUSEが登場。お得意のドリルンベースで沸いた。DJ’TEKINA//SOMETHINGやSOUCUTSはモーニング娘。や倖田來未などベタとも言える選曲を惜しげもなく披露し、フロアからはoiコールが続出。 普段、クラブカルチャーに親しんでいないであろうボカロファンをダンスミュージックで包み込み、初音ミクとは縁の薄かったであろうレイブカルチャーファンをボカロ曲で融合させる光景は新しいダンスカルチャーの夜明けを感じた。合間には「踊ってみた」の踊り手たちがステージに現れ、パフォーマンスするコラボなどもあり、朝の5時までフロアは揺れ続けた。 六本木ヒルズという東京の中心街でありながら、多種多様なクラブカルチャーを交差させるという粋なイベント、こうしたものがこれからの新たな日本の文化を切り開いていくと確信した贅沢な一夜だった。 Photography by/HIDEMI MIYAMOTO(DOLPHIN PRODUCTION)