じん(自然の敵P)2ndアルバムに込めた想いと今後の『カゲロウプロジェクト』
『カゲロウプロジェクト』を手がけるじん(自然の敵P)が、2ndアルバム『メカクシティレコーズ』を発表した。 音楽、小説を含めたマルチメディア展開をしているじん(自然の敵P)作品ならではの意味深な世界観に多くのファンが共感してる。今回はじん(自然の敵P)に2ndアルバムとカゲロウプロジェクトの魅力について聞いた。 ―2ndアルバム『メカクシティレコーズ』が発売されましたが、今のお気持ちを教えてください。 じん(自然の敵P) 1stアルバム『メカクシティデイズ』を発表する前から世界観の繋がる連作アルバムを作ろうと考えていたので、今は2ndアルバムが無事に発売され作品が完成して良かったと思う気持ちでいっぱいです。みなさんがどのように聴いていただけるか楽しみな反面、作品として「ああ、終わったな」と虚無感があります。もちろん、ここでいう〝終わった〟はカゲロウプロジェクト全体ではなく、あくまで〝音楽編〟の終了という意味です。この後は小説などでプロジェクトとしての展開は続きます。 ―『カゲロウプロジェクト』の全体構図を意識されたのはいつ頃からでしょうか? じん(自然の敵P)  1作目の『人造エネミー(sm13628080)』をニコニコ動画に発表した2011年2月の頃はひとりで作業をしていたのですが、その頃からどうせ作るなら世界観の繋がる複数作品がいいなと考えていました。発表する方法も、メディアを選ぶ必要はないと考えていました。ただ、まずは音楽での発表となったのは、作品のストーリーが音楽に適していたからです。その後、嬉しい事にいろいろな方からお話をいただき小説版も展開し、世界観をより深く紹介できたと思っています。 ―小説『カゲロウデイズ』第3巻も同時期に発売されましたが、2ndアルバムとの関連性を教えて頂けますか?   じん(自然の敵P) 関連性で言えば大きな部分で、収録曲のタイトルがそのまま小説の章タイトルになっています。とはいえ小説の内容は音楽の歌詞をなぞっているわけではありません。音楽の歌詞と小説の内容が違うのは何故だ……。もしかしたら、タイトルが同じだけでまったく違う話なのか?小説と音楽で視点が違うのか……。というようにみなさんに楽しんでいただければと思います。もちろん、音楽か小説どちらか単品でも楽しめる作りにはなっていますが、両方とも手にしていただけたらより楽しみが広がると思います。 ―楽曲制作や音楽との出会い、ボーカロイドを使うようになったきっかけを教えて下さい。   じん(自然の敵P) 幼いころに叔父がキーボードをプレゼントしてくれたんです。僕は実家が北海道なのですが、テレビが3チャンネルほどしか映らない場所でして、娯楽が少なかったんです。テレビも無ければ、雪深い地区でしたから家にいることが多く、おのずとそのキーボードが玩具になりました。そこからピアノを習い、ギターを弾くようになりという形で今に至ります。ボーカロイドを使ったきっかけですが、僕はボーカロイドを語り手として使っています。ストーリー重視の作品なので歌手を実際に立てると、歌い手の感情や声質が前に出てしまい内容よりもその歌い手が真ん中に位置してしまいます。でも、ボーカロイドを使うことで【人】の感情が消え、ストーリーがダイレクトに聴き手に伝わると感じました。そのためカゲロウプロジェクトはボーカロイドが一番だと思ったので使用しています。   ―最後にファンへのメッセージをお願いします。   じん(自然の敵P) 僕も毎作楽しみながら作っているので、『メカクシティレコーズ』もみなさんに共感して頂けたら幸せです。これからも面白い、良かったと言ってもらえる作品を作っていきたいと思うので、応援よろしくお願いします。2ndアルバムの『メカクシティレコーズ』は彩り鮮やでストレートであり攻撃力が増した楽曲ばかりです。1stアルバム『メカクシティデイズ』を既に聴いていただいた方は、合わせて聴いて頂けたら嬉しいです。 dwango.jpでは、購入特典としてオリジナル「メカクシ団クリアファイル」を応募者全員にプレゼント中!詳細はクリック! 【じん(自然の敵P)プロフィール】 楽曲制作から小説執筆まで手がけるマルチクリエイター。 Twitter:@jin_jin_suruyo メカクシ団作戦本部(カゲロウプロジェクト公式サイト) http://mekakushidan.com 【カゲロウプロジェクトとは?】 2011年2月7日にじん(自然の敵P)がニコニコ動画にアップロードした楽曲『人造エネミー』から始まる、世界観が繋がり物語がリンクしている作品の事。関連動画の総再生数は1800万回以上、じん(自然の敵P)が執筆した小説『カゲロウデイズ』は1巻と2巻で売り上げが70万部を突破している。また、アニメ化計画があることも公表されている。今回発売となった『メカクシティレコーズ』はそのプロジェクトの一部。