進化するモーニング娘。田中れいな卒業で鞘師里保が覚醒する!
モーニング娘。が21日、全国ツアーの最終公演を日本武道館で開催した。この日は、2003年に6期メンバーとして加入した田中れいなの卒業の舞台ということで、約1万人のファンがつめかけ、開演前からはやくも熱気に包まれていた。 オープニングをつとめたのは田中が結成した4人組ガールズバンド、LoVendoЯ(ラベンダー)。力強くエモーショナルな演奏とパフォーマンスで会場を盛り上げると、そこから最新曲の『君さえ居れば何も要らない』、『Help me!!』、『ワクテカ Take a cahnce』、『ブレインストーミング』と畳み掛けるようにEDMナンバーが続く。   中毒性のあるアッパーなエレクトロミュージックに合わせ、メンバー11人が一糸乱れぬ複雑なダンスフォーメーションを披露する、というのが最近のモーニング娘。のスタイルだ。10年間の活動で磨かれた道重さゆみ・田中れいなコンビの高いスキルに、若いメンバーのあふれんばかりのフレッシュなパワーが絡み合い、圧巻のステージングを見せつける。『ブレインストーミング』という曲名になぞらえるならば、新旧メンバーが互いに交錯することで連鎖反応が生まれ、より一層高いレベルへ進化したのが、今のモーニング娘。といえるだろう。   その後も、『笑顔YESヌード』、『なんちゃって恋愛』、『気まぐれプリンセス』など怒濤のメドレーが続き、観客に息をつくひまも与えない。田中のソロ曲『Rockの定義』や『キラキラ冬のシャイニーG』では、あらためて彼女の歌唱力や表現力の高さを再認識させられた。また、合間のMCもさすがの安定感で、卒業コンサートにありがちな湿っぽさはなく、笑顔とやさしさにあふれたものだった。   アンコールでは1万人の観客による「れいな」コールが鳴り響くなか登場し、田中はファンへ感謝の手紙を朗読。「アイドルってファンの方に夢と希望を与える仕事なのに、れいなは夢と希望と“心配”も与えるアイドルだなって思います。いっぱい問題おこしてすみませんでした」と謝罪し、笑いを誘う場面も。「これから先もしでかすかもしれない。それでもれいなについてきてくれますか!」と呼びかけると、ファンから大歓声が上がった。   コンサートのラストを締めくくったのは『シャボン玉』。6期メンバーが初参加したシングルで、田中がメインボーカルに抜擢された本人にとって思い入れのあるナンバーだ。11人がステージ横一列に並び、渾身の力をふりしぼりパンチのきいた歌声を武道館に響かせると、この日の熱気は頂点へ。9期、10期、11期メンバーにソロパートを割り振るなど、モーニング娘。の輝かしい未来を予感させるようなニクい演出で、コンサートは大団円を迎えた。田中は最後まで涙を流すことなく、「おつかれーな!」と笑顔でステージを後にしたが、じつに彼女らしさにあふれた卒業コンサートだった。   今後は、道重さゆみをリーダー、譜久村聖(9期メンバー)と飯窪春菜(10期メンバー)の2人をサブリーダーに据えた新体制で活動することを発表。将来を見据えた盤石な基盤づくりのきっかけになるか注目だ。また、田中れいなの背中を追いかけ続けていたのが、圧倒的なスキルを持つエース・鞘師里保。田中が卒業したことで、いよいよエースとしての真価を問われそうだ。「(田中に)超かっこいい!って言ってもらえるようなグループを作っていきたいので期待しててください!」と涙ながらに宣言した鞘師が、今後その才能をどう開花させるのかにも期待したい。   現在、12期メンバーを募集する『未来少女オーディション』が開催中で、今後の動向にも目が離せない。結成16年目を迎えるモーニング娘。は、今もなお進化を続けているのである。 モーニング娘。楽曲、今すぐ買うならクリック!