ニコニコ超会議からみたアカルイボカロの未来
4月27、28日、幕張メッセにて開催されたニコニコ動画の祭典『ニコニコ超会議2』。リアル来場者数103561人、ネット来場者数5094944人と、第一回開催よりも大幅に増やし、大成功のうちに幕を閉じた。   多種多様なジャンルのブースがあった中で、人気の一つだったのはやはり超ボーカロイドエリアだろう。ニコニコ動画が大きく発展していくきっかけの一つとなったのは、間違いなく初音ミクを代表とするボーカロイドの楽曲たちだ。そこから、今では多くの人気クリエイターが生まれ、メジャーシーンにも進出。 オリコンランキングも席巻し、カラオケでも常に上位にボカロの曲がランクイン。その勢いが体現されたかのように、ボカロファンの熱気で会場はつつまれていた。   まず、一番に目についたのは、巨大3Dモニター『SORIS』。幅2メートル、高さ3メートルの透明なボックスの中に、3Dでキャラクターが登場し楽曲に合わせて踊るというもので、左右前後からのぞいても立体的にキャラクターを観ることができる画期的なシステム。空想と現実が交差している錯覚にもとらわれ、もはやこれはアートである。 ほかに最新の技術にふれることができた『VOCALO wagon』、『初音ミク Project DIVA Arcade』、太鼓の達人などボカロ楽曲で遊べるゲーム機の無料試遊ゾーンは多くのファンが列を作っていた。 注目度が高かったのが『ボカロPの作業部屋』という、人気ボカロPが普段楽曲制作をしている部屋を写真で公開し、制作環境などボカロPたちの解説が掲載されているスペース。ここには専門誌並みの細かい情報が記載され、楽器や音楽ソフトが明記されている。これはボーカロイドの一つの特色ともいえるのだが、いわゆる聴くだけではなく、作りたいという意志をもっている人たちが多いということだ。 楽しむだけでなく、制作意欲がある人たち向けの展示が多いというのも、この超ボーカロイドエリアの特色だった。   ほかにもボカロ関連企業ブース、イベントエリアなど様々な出展があったわけだが、 会場で一番驚いたのは、若いファンが多かったということ。中高生であろうファンが友人と、親御さんと一緒に来場していたのは一番印象に残った。もはや彼らの世代では、ニコニコカルチャーが生活に浸透し、メジャーシーンの楽曲と分け隔てなくボーカロイド関連楽曲が聴かれているのだ。   90年代以降、音楽はドラマ、CMのタイアップや音楽番組出演など、いつしか、受動的に音楽を聴くようになった人たちが増えていった。ビジネス的な観点からも、流行など、その時代によって画一化された楽曲が増え、固定化してしまった一面もあるように思う。しかし、会場に訪れていた若いボカロファンは、ニコニコ動画上に投稿された、いいと思える音楽を先入観なく自分の耳で選びそしてコメントなどで参加していく。彼らが20代へと成長していく時、間違いなく現在の音楽シーンに大きな変化を与えてくれるのだろうと確信させてくれた。 自由に表現できる場がまさしくボーカロイドの世界で、それは結果的にリスナーの耳も自由にさせる。そこからまた、新しい音楽がたくさん誕生してくるのだ、と思うと、ボカロの未来は本当にアカルイと感じる。 初音ミク関連新曲も発売中!ボカロの楽曲買うなら!クリック!