『ニコニコ超パーティー2』初音ミク、鏡音リン…進化するボカロの未来!
〝ニコニコ動画の(だいたい)全てを地上に表現する〟がコンセプトのイベント「ニコニコ超会議2」が4月27日、28日千葉県幕張メッセで開催され 同会議内のライブイベント「ニコニコ超パーティー2」では2日間で来場者数1万2千人、ネット視聴者数約50万人がステージイベントを楽しんだ。 初日は〝祭典〟の名前に相応しいotetu氏の楽曲「カーニバル(sm13805781)」を歌手、踊り手、演奏者ら演者全員が登壇し華々しく始まった。迫力のある幕開けに引き続き、観客の目を惹きつけたのは、開幕宣言として姿を現した小林幸子さんの姿だ。2006年NHK紅白歌合戦で披露した〝火の鳥〟の姿をし、開幕宣言とともにスカートがゆっくりと開かれる装置衣装からは、黄金の中に火の鳥を現す赤い羽が威風堂々と姿を現し、観客は最高の盛り上がりをみせた。   次に現れたのは中日ドラゴンズのマスコットキャラクター・ドアラがチアリーダーと共に登場。ドアラもまた〝荒ぶる有袋類〟というあだ名でニコニコユーザーたちから親しみをもたれており、自由気ままなダンスを披露。さらに、海外からはスタジオジブリが舞台化許諾をしたイギリス発『Princess MONONOKE~もののけ姫~』を演じる劇団Whole Hog Theatreが登場し、序幕の1部を熱演し迫力のある『もののけ姫』の世界に観客は歓声やコメントをしばし忘れ見入っていた。   もちろんニコニコ動画内で活躍している歌い手、踊り手、バンドも大活躍。バンド大凶作はボーカルDEATH姫が歌う『ケッペキショウ(sm19595505)』だけでなく、多方面の歌い手のバックバンドを勤めGero、ふに(妹)&recog、RO★Dが単独で熱唱。また昨年からボーカロイド界隈で大ブームを巻き起こしているカゲロウプロジェクトの新曲『夜咄ディセイブ(sm20116702)』は作曲者じん(自然の敵P)が奏でる軽やかなギターに合わせてけったろ+みーちゃんチームが歌い、ホールはスタンディングオベーションとなった。 さらに、客席を驚かしたのは、蛇足が歌うオリジナル楽曲『追憶』だった。ベッドの上に横たわり瞳を閉じ眠りながら歌い、終盤高らかにスタンディングして歌ったかと思えば、またベッドに横になるという演出は〝殿〟の異名を持つ蛇足に相応しいオーラが放たれていた。   こうしてニコニコ動画内で活躍している歌い手、踊り手、ボカロPにくわえシークレットゲストとしてTRFも登場し4時間に渡り客席は熱狂の渦に包まれていった。   2日目となる28日は5時間わたるボリュームたっぷりのライブイベント。ひとしずく×やま△氏の楽曲『Crazy & night(sm18382294)』に合わせてDANCEROIDがダンスを披露。華やかな幕開けに引いて登場したのはニコニコユーザーたちで構成された超ニコニコ管弦楽団による『超ニコニコ管弦楽団メドレー』。幕が開いた瞬間、響きわたる重厚なハーモニーに客席は感嘆の声を漏らした。しかし、ニコニコらしい一面も含まれており、突然楽団の人間が立ち上がり、同じサイトで人気のある「平民! 平民!」というかけ声を楽中に披露すると、客席も一気にニコニコモードに突入。管弦楽団の音楽に合わせてホール全体に声援やかけ声が響き渡っていった。 客席の熱も冷めない頃、歌手の中川翔子が登場し天元突破グレンラガンのオープニングとして有名な『空色デイズ』をリズミカルかつ力強く歌いあげ、しょこたんの歌声に合わせてサイリウムが揺られ、ホール全体をも揺らすほどの盛り上がりをみせた。 さらに、イスラエルから超パーティーに招かれたSquaDusさんがyanagiPの楽曲『千年の独奏歌(sm3122624)』を高らかに歌いあげた。SquaDusさんは同サイトの中で同曲の歌ってみたをアップしており(sm4381345)再生回数は18万回を突破している実力派の歌い手としてニコニコユーザーに知られている。他にも伊東歌詞太郎、天月、新社会人、ぽこた、√5といった人気の歌い手が現れ、オリジナルやボーカロイド楽曲を披露。客席からは熱烈なコールが響き渡っていた。 後半の始まりはゲーム実況主からスタート。チーム湯豆腐、M.S.S Project、最終兵器俺達がモニターに映しだされると「待ってました!」と拍手喝采となり、約30分にわたり「スペランカー」の実況が行われ、チームの攻防劇に客席は、一進一退の応援を捧げていた。 そしてクライマックスの盛り上がりはやはり人気VOCALOIDの登場だ。160万回再生をほこる『Last Night, Good Night(sm4141643)』がてっぺい先生、H.J.freaksの演奏で開始する中、月に乗り登場した初音ミクが姿を現すと、当たりは一瞬の静けさの後、熱狂の渦に巻き込まれた。初音ミク、鏡音リン、巡音ルカ、GUMI、IAたちはボーカロイド制作会社の垣根を越え、ユニットを組み『威風堂々(sm19233263)』を踊りながら熱唱。舞台一面をボーカロイドキャラクターが埋めつくす迫力は圧巻のひとことにつきた。   さらに会場を興奮させたのは終幕近くに登場した松岡充だ。1曲目にまだ仔さんの楽曲『くるみ☆ぽんちお(sm8686165)』を歌うと、視聴者たちからは拍手の「88888888」、笑いの「wwwww」に加え笑いこらえられない「草不可避」といったコメントが多くよせられた。ニコニコユーザーたちがタグで画面が埋ったのは、同曲が大人モード全開の歌詞と曲であることが理由だ。続く2曲目はゆうゆPの『天樂(sm7918983)』を全力のロッカー魂で歌いあげ会場を拍手の渦に包み込んでいった。   アンコールではシンガーソングライター奧華子さんが姿を現し、アニメ映画『時をかける少女』の主題歌として知られている『ガーネット』を披露し会場はさらにヒートアップ。ラストは演者全員で200万回再生以上を誇るhalyosy氏の代表曲『桜ノ雨』を斉唱し、2013年の「ニコニコ超パーティー2」および「ニコニコ超会議2」は演者、観客そしてニコニコ動画を通じて視聴したユーザーたちと共に幕を下ろした。      ※楽曲背後( )はニコニコ動画における原曲の楽曲ID。 【ニコニコ超パーティー2】 ニコニコ超パーティー2 27日 http://live.nicovideo.jp/watch/lv117706863 ニコニコ超パーティー2 28日 http://live.nicovideo.jp/watch/lv117707123 ※視聴するには2000ニコニコポイントが必要となります Photo by 上飯坂一、後藤淳、内野秀之